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会計参与について

会計参与の責任


会計参与は、取締役と共同して計算書類を作成すると共に、会計参与報告を作成することが必要となります。
取締役と意見が異なるときは、株主総会において意見を述べることができます。
取締役の不正な行為等を発見した場合には、遅滞なく監査役(監査役がいなければ株主)に報告しなければなりません。
また、株主総会において計算書類に関する質問に対して説明する義務があります。

不正経理等によって会社が損害をこうむった場合、会計参与は過失責任を負います。
つまり、過失がなかったことを立証できるように、詳細な業務記録を残す等の工夫が必要になります。
責任を負うこととなった場合には、総株主の同意がなければ免除されません。
軽過失の場合には、特別決議定款の定め等によって、責任軽減の制度が適用する余地があります。

会計参与は、職務について悪意や重大な過失があれば、それによって損害をこうむった第三者にも損害賠償する責任があります。
このリスクは、株主総会や定款の規定をもってしても軽減はできません
このようなリスクは軽視できないほど大きいため、会計参与への就任に当たっては、事前に予備調査をするなど、慎重な対応が必要だと思います。




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