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キャッシュフロー分析の基本

営業外損益、特別損益について


 営業外損益や特別損益に対する収支を考える際には、計上額に対して何等かの調整が必要かどうか、二つの視点から個別の検討が必要です。

 一つめは入出金を伴うかどうかです。
 引当金については、先程と同様に調整する必要があります。
 評価損益についても、入出金を伴わないので、調整が必要となります。
 固定資産の除却損についても、支出を伴わないので調整が必要です。

 結果として、営業外損益、特別損益に対する今期の入金額および支出額は、
  営業外損益、特別損益に対する今期の入金額および支出額
   =今期の営業外損益、特別損益の計上額−引当金計上額(純額)等
   =4百万円
となります。

 固定資産の売却損益については、あとで説明します。









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