中小企業の財務分析セミナー・トップ
財務分析セミナー(内容)
セミナー講師より はじめに
中小企業における収益力とは
中小企業における粉飾決算の見抜き方
財務分析の具体例
中小企業の決算書を読みこなす
キャッシュフロー分析の基本
- ┣ キャッシュフロー分析の概略
- ┣ キャッシュフロー分析から分かること
- ┣ キャッシュフロー分析の方法
- ┣ 具体的なキャッシュフローの算出方法
- ┣ A:売上高について
- ┣ B:売上原価について
- ┣ C:販売費及び一般管理費について
- ┣ D:営業外損益、特別損益について
- ┣ E:結論および留意点
- ┣ キャッシュフロー分析の留意事項
- ┣ 固定資産に関するキャッシュフロー
- ┗ キャッシュフロー分析の位置づけ
セミナー講師より さいごに
お問い合わせ
セミナー講師:石田昌宏
石田会計事務所代表
公認会計士
税理士(名古屋税理士会所属)
キャッシュフロー分析の基本
キャッシュフロー分析とは
キャッシュフロー分析とは、一般的には難しいとか、取っつきにくいと思われているようです。
確かに、キャッシュフロー分析だけで1冊以上の本が十分書けるくらい、奥が深い面があります。
解説書の中には、
資金繰り表
資金運用表
資金移動表
キャッシュフロー計算書
など、いろいろな形式によって、多面的に資金の流れをつかむ方法が説明されています。
上場企業や大企業の場合、どのように調達した資本が、どこに投下され、どの程度の投資効果が得られたかといった情報は、投資家等にとって重要です。
一方で、それらを詳しく把握しようとするのは大変です。
ですから、それらを明らかにするためのキャッシュフロー分析も当然に複雑になっていくため、理解が難しくなってしまいます。
中小企業の場合は事情が異なります。
投資家は同族株主である経営者一族だけ、その他の資金調達は金融機関からの借入だけである場合が殆んどです。
それらの資金が投下されるのも、そのほとんどは本業への運転資金か、それを維持する設備と不動産に対するものだけですし、内容が大きく変化することはほとんどありません。
そもそも資金調達力の低い中小企業が、多額の先行投資をドンドン行い、黒字だけれども資金がまわらなくて倒産するという、いわゆる黒字倒産になるようなことは、滅多にありません。
ですから、大企業並みにキャッシュフロー分析をしても、あまり意味がありません。
中小企業に対するキャッシュフロー分析で大切なのは、本業でお金がまわっているかの一点に尽きると思います。
そうであれば、キャッシュフロー分析は、それほど難しくありません。
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