キャプティブとは　by　石田会計事務所

タックスヘイブン、移転価格税制、キャプティブ等に関する解説サイトです。

タックスヘイブンとは／移転価格税制とは／トリガー税率とは
タックスヘイブン国／ミクロネシア連邦の税法と国情／キャプティブとは


	キャプティブとは

　キャプティブとは、
ある企業グループ等の閉じた範囲を対象として、
そのグループの有するリスクを専門に引き受ける保険会社のことをいいます。

　大きな企業グループが、子会社として設立するのが一般的です。

　親会社等の保険契約を引き受け、
その一部や全部を外部の保険会社に対して再保険契約を行うことで、
リスク管理をしていくことになります。

　法的関係等から、キャプティブ会社は海外に保有され、
特に税率の低い国家に置かれるのが一般的です。

　日本のキャプティブ会社は、まだ100社程度しかありませんが、
世界的には5000社を超えるといわれており、
今後は日本でも普及していくものと推測されています。

　再保険の契約交渉や、事故率を低くすること等で得られた利益には、
　　低い税率で課税され、
税引き後の利益は、
　　受取配当金の益金不算入という税制を利用して、無税で国内に還元すると
いうスキームが用いられます。

　先に説明したミクロネシア連邦では、
日本からのキャプティブ会社設立を歓迎しており、
非常に利便性の高い手続きや税務の環境を準備しています。

　　　　　　　　　タックスヘイブンとは　　（最初のページ）　　　　　→

　当該サイトに関するご質問等は、公認会計士・税理士　石田会計事務所まで

当サイトの内容は著作権法により保護されております。