資金繰り融資制度で困らない、金融機関に対する融資交渉マニュアル(金融検査マニュアル対応版)
金融機関に対する融資交渉マニュアル 金融機関に対する融資交渉マニュアル
TOPサイト運営者

有利に融資を受けるための対策。


基本的に債務超過ではない状態で黒字を計上し続け、正常先と判断してもらえるようにしておくことが、有利な金利条件を得るために大切となります。
適切な会計処理の範囲内で利益決算を継続できるよう、年度毎の決算を戦略的に計画するとよいでしょう。

金融機関に弱みを見せないよう、二つ以上の金融機関と友好関係を構築しておくことも価値があります。

業況の悪化とともに赤字を計上し、その他要注意先と判断されるようになると、金利アップの依頼を受けるようになります。
できるだけ早急に正常先に戻れるよう、事業計画を検討し、経営改善を推し進めるようにして下さい。
それは勝ち組として存続していくために重要な戦略の一つとなるでしょう。

早い段階で会社のサイズに見合った金融機関を選ぶことも必要です。
中小企業がメガバンクをメイン取引先にすると、いきなり貸し剥がしをうけるリスクが高くなります。
少なくとも要管理先あるいは破綻懸念先と判断される前に、策を講じる必要があります。
本業を立てなおす努力をすることは当然です。

債務超過の解消や利益体質の回復のために、増資や合併、営業譲渡など、いろいろな会計・財務戦略を選択する方法等も考えられます。
それが無理であったにしても、利益体質の回復や維持債務超過や実質債務超過解消を可能にする説得力のある事業計画書を作成して、銀行に提出するだけでも、ランクダウンを阻止する強力なツールとなります。

銀行との交渉はうまく進めないと、経営改善のために不可欠な資金まで融資を渋られ、経営改善のチャンスを逃す恐れもあります。
喧嘩腰はいけません。
金融機関の立場を正しく理解しながら、友好関係を保ちつつ、交渉を進めてください。



記載内容に関するご相談等は
 公認会計士 税理士 石田会計事務所(名古屋)
まで、お気軽にお問い合わせください。




 
 
当サイトの内容は著作権法により保護されております。
Copyright© 2011, 公認会計士 税理士 石田昌宏 . All Rights Reserved.