税理士法人 名古屋石田会計事務所



税理士紹介コラム>Gその他



Gその他 (タイトル一覧)

1出来心の怖さ
2使い込みは本当に悪い?
3サンタクロース
4100-1=0
5百万回のキッス
6年度の目標を立てる
7目標と計画について
8情報の信頼性について
9盗難リスク(適切なリスク管理)について
10NYを歩き回る
11インフルエンザ
12将来予測は難しい
13信頼関係が大切に思えた話
14まけるな日本
15不動産や株価の時価下落について
16発想のジャンプ
17地検特捜部の事件に関して
18営業のスキルと戦略について


1.出来心の怖さ

収益力が低く、数百万円の役員報酬を取っただけで収支トントンな会社の社長が、苦しさのあまり毎年200万円の売上隠しをしたとしましょう。
それが税務調査で見つかると重加算税の対象となり、7年前まで遡った修正が必要になります。
約800万円の追徴税額が発生し、ただでさえ苦しい中で、最悪の事態となります。
役員報酬を適切に設定していれば、税額は毎年20万円程度(7年で140万円)の増額で済んだはずです。
ほんの出来心が取り返しの付かないことになります。
気になる事柄は、正確かつ早めに、会計事務所までご相談ください ( 2009年 12月 )

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2.使い込みは本当に悪い?

泥棒とは別ですが、社員に使い込みをされたという話は珍しくありません。
使い込みを行った社員は、信頼が厚かったり、優秀であったりすることが多いので、社長の落胆も小さくありません。
使い込んだ社員が悪いことは、間違いないと思います。
しかし、「簡単に盗めるように現金を置いておき、いざ盗んだら逮捕」という、おとり捜査に引っかかった不運な被害者に似ているようにも思えます。
いずれにしても、不幸な事件が起きないよう社内の管理態勢を充実させ、信頼のおける社員にも一定のチェックをすることは、管理者の責任だと思います。
 ( 2010年 9月 )

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3.サンタクロース

長男が1年生になり、そろそろサンタさんの存在を疑うようになるのでしょうが、今のところ、まだ疑っていないようです。
なぜなら我が家には、パパとママにもサンタがやってくるからです。
このアイディアは財務局時代の先輩から頂いたものなのですが、先輩の場合は、中学生になった娘さんが、今でもサンタさんを疑っていないそうです。
気がつかない振りであっても、それはそれで素敵だと思います。
実践してみて、改めていい企画だと思いましたので、ご紹介いたしました。
ちなみに、私はサンタさん(妻)から、ルームソックスをもらいました。
 ( 2008年 1月 )

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4.100-1=0

「100−1=0」 ある会社の張り紙に書いてあった数式です。
一つでも欠けたら、価値はゼロになるという意味でしょう。
そのような場面は実際にも珍しくありません。
信頼関係は、一回壊れたらゼロになってしまうと思います。
失言も、口から出てしまった以上は、取り消すことが不可能です。
以前、先輩から勧められた「失言する人には理由がある」という本を読んで、非常にためになった記憶がございます。
最近、私自身が失言を受けてしまった経験を踏まえて、改めて私自身、地道な積み重ねを大切にし、また日頃の行いをよくして参りたいと思いました。
 ( 2010年 6月 )

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5.百万回のキッス

「百万回のキッス」という歌詞(一部)を聴いて、一日何回キッスをすれば100万回になるかを考えてしまいました。
こんなことを考える習慣は、私が理系ということだけでなく、少し変り者ということなのでしょうか? しかし、このような思考習慣は単純作業を行う際に大変役立っています。
作業を初めて少し立った時点で、こんな方法では××時間掛けないと作業が終らないと気が付くことで、他の方法を考える機会が与えられるからです。
ちなみに、一日2回キスすると1370年(約17人分の人生)、20歳から70歳までに完結させるなら、一日55回キスする必要があります。
 ( 2006年 7月 )

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6.年度の目標を立てる

私は毎年「仕事、家族、個人」について、それぞれ年度の目標を決め、手帳に記しています。
公表しない代わりに、年に何度か手帳を見返しながら現状を振り返り、いろいろ考え事をしています。
このスタイルは理想を実現していくのに大変役に立っているように感じます。
今年の仕事上の大目標は、「前向きに楽をする」ことです。
10人を超える事務所を支えていく以上、私が日常業務で忙しくては、良いサービスを安定提供できないので、いざというとき何時でも出陣できるよう、いい意味で平常時は楽をしようと思います。
ちなみに目標はすべて数値目標にしています。
そこがポイントです(^_^)v 
( 2007年 1月 )

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7.目標と計画について

年末年始は目標や計画を考えるよい機会だと思います。
私は仕事に関することだけでなく、自分個人のことや、家族・友人との関係等についても、考えるようにしています。
仕事柄、生活は苦しいものの幸せそうに生活している方から、ゆとりはあっても仕事や家族問題等で大きなストレスを抱えていらっしゃる方まで接点があるので、仕事上の成功と、人生の満足度は必ずしも比例しないと実感しています。
仕事関係だけでなくプライベートまで含めて目標や計画を考える機会を持っておいた方が、幸せになれると思っています。
目標を考える前には、自分をよく見つめなおし、どのような状況だと自分が幸せを感じるか、じっくり考えるのがよいと思います。
たとえば贅沢が好きな方と、それなりの生活でも大して不満のない方とでは、目標や計画が違って当然だからです。
私の場合は、「自分が成長していると実感できること」、「社会との関係において自己主張しつつも過度に波風を立てないこと」が、幸せを感じる重要なポイントだと認識して行動するようになってから、比較的幸せな日常生活が続いています。
何か大きな選択等をする際には、この基本となる考えに基づいて検討するようにしています。
 ( 2012年 12月 )

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8.情報の信頼性について

日本の食料自給率は40%しかないといわれています。
しかし、「農業経営者」の記事(大塚耕平参議院議員インタビューより)を読むと、自給率はカロリーベースで見ると40%であるが、主食用穀物の重量ベースでは60%、金額ベースでは70%になるそうです。
また、日本人1人当たりの消費カロリーは、インド人の10倍にあたるそうです。
ということは、日本人がインド人と同じようなカロリー消費をしたならば、日本で生産している食物が今より四分の一に減っても、全ての日本人の食料をまかなえることになります。
情報の受け取り方は難しいですね。
私は大学時代、統計学を利用してマーケティング等を行うゼミにおりましたが、自分が導きたい結論に有効な数値結果はより説得力を持つようにデータを加工し、いい結論にならない場合にはレポートから外した経験があります。
数値情報は客観性が高いとされ、説得力が強いので、逆に怖い側面を持っています。
正しい判断を行うために情報は重要ですが、見方によっては間違った判断をしてしまう恐れがあります。
数値で示された情報であっても同じです。
誰から、いつ、何を根拠に、どういう情報が流され、それが何処を経由して、どう自分に伝わったのかを、まずは把握し、その情報を様々な角度から分析検討して判断に利用することが大切だと思います。
 ( 2005年 4月 )

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9.盗難リスク(適切なリスク管理)について

盗難リスク(適切なリスク管理)について 最近、泥棒に入られたという話を、複数の社長様から伺いました。
泥棒は思わぬところから簡単に侵入し、動かしがたい重たい金庫でも簡単に運び出せると考えておいた方がよさそうです。
ということで、私は事務所の防犯対策を再検討しはじめました。
以前、私が銀行検査の仕事をしている際、銀行のリスク管理担当者から「リスクはありません」という回答を何度も聞きました。
その回答は根本的に間違っていると感じていました。
大銀行の金庫でもリスクは存在します。
たとえば自衛隊がクーデターを起こせば、莫大な財産を盗めるでしょう。
大銀行の幹部や関係者が数十名で結託しても盗めるはず。
逆に言えば、それ程のことがない限り大丈夫なほどローリスクというのが正しい回答です。
その僅かなリスクを回避するため、銀行周辺に戦車を配置する等の対策も考えられます。
でもリスクはゼロになりません。
リスクとは、完全に回避する(できる)ものではなく、どの程度コストを掛けて、どの程度リスクを減少させるかといった考え方で、リスク量と管理コストの組み合わせを選択する作業が、リスク管理の本質だと思います。
事務所で再検討している防犯対策とは、複数の泥棒が台車を持ってオフィスに侵入し、30分ほど作業するという前提です。
その上での被害を抑えるために、保管場所の工夫や分散化、施錠等に、どこまで管理コストを掛けるかを考えています。
(オフィスだけでなく、ビル全体がセコム管理なので、盗難リスクは比較的少ないと思いますが。)
 ( 2010年 9月 )

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10.NYを歩き回る

一人でNYに行ってきました。
3日間で100キロ程マンハッタン島を歩き廻りました。
現地で会計事務所を探してアポをとり情報交換をしました。
格安航空券、相部屋ホテルを利用したので、旅行代金は10万円ちょっと。
こんなハードな旅は10年ぶりです。
以前のパワーは落ちており、無理している部分で相当に疲れを感じました。
しかし、疲れた分だけ得るものも大きかったと思います。
次回は13年後(50歳)くらいに無茶してみようと思っています。
 ( 2005年 12月 )

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11.インフルエンザ

1月末、インフルエンザにかかりました。
タミフルを飲んだので39.4度あった熱が、翌々日には平熱まで下がったのですが、感染予防も含めて合計4日間、自宅の個室で隔離されていました。
部屋を出なくてよい、家族を相手にする必要もないと考えれば、めったにない機会だと思い、迷った結果、三島由紀夫、壇一雄、フィッツジェラルドの本を読みました。
(最低限の携帯電話と業務上のメール以外は、)読むことだけに専念して過ごしたのですが、この年になっても残念ながら、純文学は理解しづらいと感じた次第です。
 ( 2008年 2月 )

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12.将来予測は難しい

私が生きている間に日本がどのような状況になっていくか、とても気になっています。
雇用をする立場として責任ある対応をとるためにも、ある程度の精度で将来を見通しておきたいのですが、中長期経過後の社会が全く読めません。
30年後にショッピングセンターで買う物はあるのか(全てがネット購入で自宅配送?)、どのような業種で何をするための社員が残っているのか。
さらに世界レベルではどのような変化が起きるのか。
最近、将来予測に関する本をよく読んでいるのですが、まだまだ腑に落ちるような感覚が得られません。
 ( 2007年 2月 )

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13.信頼関係が大切に思えた話

ネットで見つけた業者に自宅の建築をお願いしました。
現状は基礎が完成し、材木の加工等も少しずつ進んでいる状況ですが、未だに契約書どころか、お金も一切支払っていません。
不思議に思ってこちらから確認したところ、「もう契約してしまったから・・・」と施主さんが我慢した状況では家造りをしたくないので、契約書は原則として作らない方針とのこと。
今どきこんな人がいるなんて(!?) 途中でケチをつけられ大損しなければいいがと、逆に心配してしまいました。
信頼関係を大切にしているつもりの私ですが、私より遥かにすごい人に出会い、とても心地よく感じました。
 ( 2008年 6月 )

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14.まけるな日本

財務局でお世話になった方が東北財務局長に昨年着任し、新たな試みとしてブログを始められました。
そのブログを確認して、局長が無事であったことや、被災者でもある財務局職員が、金融円滑化や国有財産提供などで、多忙を極めている様子が分かりました。
福島原発には詳しくありませんが、東海村の且O菱原子力燃料には監査で訪問したことがあります。
そこで私が接した社員は、ほとんどが地元の素朴な方々でした。
福島では今も厳しい環境下で多大なリスクを覚悟で、多くの方が努力しているかと思うと胸が痛みます。
大したことができない今の自分にもどかしさを感じます。
 ( 2011年 4月 )

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15.不動産や株価の時価下落について

このところ業績が悪化した、もしくは、業績悪化懸念や先行きが全く読めないという話が、蔓延しています。
サブプライム問題の少し前からそのような状況でしたが、名古屋という土地柄もあるのか、トヨタの先行き不振というニュースが流れてから、状況は更にひどくなっているように感じます。
このような中で世間の不安とは逆に、自己資金をお持ちの方は今が仕込み時と、投資案件を探している状況も認められます。
実際にも先般、「3.2億が2億に、あるいは4.3億が2.7億に値下げになった一棟売マンションがありますが、購入希望者はいませんか?」という売込み情報が届きました。
このような話は珍しくないようです。
(不動産情報を希望される方はご一報ください。)
株式運用については、今が第1回目の買い時で、余裕資金の半分を投資し、さらに値下がりが見込まれる半年以内の下落で残りの半分も投資して、その後に数年寝かしたら、確実に儲かるのではといった趣旨の話を、投資に精通した何人かから聞いています。
投資に関しては「絶対に儲かる話はない」という性格があるので、基本的にアドバイスを差し控えるようにしているのですが、これだけ株価や土地の時価が下がっている現状においては、確かに買い時のような気もします。
もっとも前代未聞の世界恐慌が到来する可能性もありえますので、余裕資金で投資をされるのがよいと思いますが。
 ( 2008年 12月 )

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16.発想のジャンプ

理系出身の鳩山総理は、若い時分に父親から「数学が世の中のためになるのか」といわれて反駁した旨が、先般の中日新聞に掲載されていました。
私も理系ですが、随分前に文系に進んだ兄から「世の中を動かすのは文系」と主張されて、大いに腹を立てた記憶があります。
新聞記事では、総理の友人である大学教授のコメントとして、「普段は緻密でも、考えているうちに発想がジャンプするのが数学者だ」という文章が続きます。
しがらみだらけの政治に行き詰った時に、政治を科学することで解決策まで一気にジャンプすることが、鳩山総理の持ち味というエールが贈られています。
会計業界も、基本的に文系出身者がほとんどです。
しかし、財務戦略や節税対策は、連立方程式や確率論等が重要となる数字の世界であり、理系向きの業務だと感じておりました。
今回の新聞記事のおかげで、コンサルティングで重要となる「発想のジャンプ」も理系の持ち味だと思えるようになりました。
今のご時勢、継続的な変革は経営における最重要課題の一つであり、事業計画もゼロベースで考えるくらいが理想的だと思っています。
既成概念に捕らわれず、タブーを恐れずに改革を行うには、「よそ者や若者や馬鹿者」が適任と言われております。
私はこの要件を比較的充足している気がいたしますので、改革に取り組まれるお客様に対しては、私なりの「発想のジャンプ」をフル活用して、経営支援業務に精一杯取り組んでまいりたいと改めて思った次第です。
 ( 2009年 10月 )

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17.地検特捜部の事件に関して

大阪地検特捜部による証拠改ざん事件が世間を騒がしていますし、国策捜査という言葉も頻繁に目にする時代なので、関連書籍として「公認会計士vs特捜検察」を読んでみました。
そして、逮捕されてしまったら、ほとんどの人は、検察が自ら都合よく作文した犯罪を認める自白調書に、それがウソであっても、そのまま署名してしまうと思いました。
逮捕されると、長期間の独房監禁、接見禁止、体力の限界まで続く尋問、既に犯罪者扱いのマスコミ報道、身内への嫌がらせなど、心身ともに疲弊した状況で、担当検事から「偉い人が責任を取らなくてどうなる」、「それでも男か」、「自白しないのはお前だけだ」、「認めないと逮捕者が増えて皆に迷惑がかかるぞ」、「認めないと保釈は無理だし、執行猶予も付かないから実刑だ」、「認めれば悪いようにはしないから俺を信じてくれ」等々を、脅迫まがいに聞かされ続けるそうです。
悪徳商法や新興宗教と基本的に同じ手口ですし、しかも、強力な権力と組織力を駆使して襲ってきます。
その手口で信頼していた関係者までウソの供述調書に署名していく中で、起訴有罪率99.9%という事実を知り、実刑の恐怖に怯えながら無罪を主張し続けるのは、現状は実利も少なそうだし、本当に苦しいと思います。
執行猶予をエサに被告に有罪を認めさせれば、検察も裁判所も楽だし、弁護士も執行猶予が付けば(成功ということで)成功報酬を請求できるので、法曹業界上げて出来レースの体制を維持しているようにすら思えます。
尋問の可視化など、司法改革は早急に進めてもらいたいと感じた次第です。
 ( 2010年 10月 )

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18.営業のスキルと戦略について

最近、念願の土地を購入し、今はマイホーム作りの勉強をしています。
住宅展示場等に行き営業マンの話を聞いたり、業者向けの展示会に足を運んだり、関連書籍を読んだりしています。
その一方で、仕事として建築会社からコンサルティングの依頼を頂いているため、単なるマイホーム作りという域を超え、徹底的に施主側の行動や気持ちを経験しつつ、逆に如何にしたら魅力ある注文住宅をコンスタントに販売できるか考えています。
家の購入は選択肢が多く、情報は氾濫し、人によって言うことが違い、しかも高額商品なので慎重になり、本当に疲れます。
大変迷い疲れたので、何でもいいから早く依頼先を決めてしまいたいとすら思っています。
注文住宅を建てる人の多くは、同じような気持ちになるのではないでしょうか。
しかし、このタイミングを上手く利用した営業アプローチが全くありません。
営業戦略が下手だと思います。
迷っている間は、積極的なアプローチが不快でしたが、今は決めたいのです。
ですから売る側の営業戦略としては、当初はローコストで相談相手に徹しつつ相手の信頼を確保し、迷うのに疲れて契約したいと思う頃を見計らって、決めゼリフで一気に契約に持ち込むという戦略が有効だと思います。
感じがよくて、知識や経験から適切なアドバイスができる、そんなスキルも大切ですが、相手の気持ちをキチンと理解し、適時適切な対応をとるという戦略は、それ以上に大切だと思いました。
ちなみに、情報不足から業者選択のテーブルに上がってこない中小工務店や設計事務所が多いことも、お互いにとって不幸な話だと感じています。
さて、私自身も会計事務所の関与先様に対し、気持ちを理解し適切な対応をしているか、また、税理士を探している方に十分な情報発信が出来ているか、スタッフとともに改めて考えたいと思います。
 ( 2007年 7月 )

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